審査員からのメッセージ

絵は、ことばでもあらわせないような心のうちがわが、しぜんに出てしまうものです。
そしてそれは、かならずほかのだれかにもつたわるものです。
つまり絵をかくということは、君にはわかってくれる友だちが世の中にいっぱいいるということをおしえてくれます。
その新しい友だちは、だいがくの先生だったり、びじゅつかんのかんちょうだったり、がいこくのひとたちだったりします。
これが絵をかくすばらしさです。
絵をかいて、新しい友だちとであいましょう。
きみたちのさくひんをまっています。
千住 博


どんなに有名な画家だって、彫刻家だって、デザイナーだって、写真家だって、子供時代は皆同じ。
学校から帰れば、友達と外で一日中遊び呆けたり、部屋に籠って本や漫画を読みふけったり・・・。
でも、共通点はやっぱりあって、それは、紙の上に線を引いたり、色を塗ったり、何だか空想に耽ったりするのが大好きだということ。
今回のアワード、そんな子供たちがドンドン応募してくれるのを、楽しみに待っています
高橋 明也


江戸時代のお坊さんである白隠慧鶴(はくいんえかく)という人は、「衆生(しゅじょう)本来仏なり」という言葉をのこしています。
どんな人間も、生まれたときには、仏さまのように純粋な心をもっている、という意味です。
そう、大人になればなるほど、そんな純粋な心が失われてしまうのです。
子どもにしか描けない絵があります。
美術の約束事や、ちっぽけな常識にとらわれない、無垢な魂がそのままあらわれたような絵。
そんな作品を審査することを楽しみにしています。
山下 裕二